メルカリで「購入前コメント必須」「プロフィール必読」「即購入禁止」などの独自ルールを守らなかった場合、出品者から低評価を付けられることはあるのでしょうか。
結論からいうと、独自ルールに従わなかったことだけを理由に低評価を付けるのは、メルカリの公式な評価方針に沿いません。
ただし、不当な理由で低評価を付けられても、事務局が必ず削除してくれるわけではありません。
ここでは、独自ルールと低評価の関係、出品者・購入者それぞれの判断基準、低評価を付けられる前後の対処法を、メルカリの公式ガイドに基づいて解説します。
メルカリの独自ルールを守らなかっただけで低評価になる?
メルカリでは、利用者が独自に設定したルールよりも、運営が定める公式ルールに従って取引を進める必要があります。
公式ガイド「取引マナー」では、最初に購入手続きをした人と取引を進めることが基本ルールとされています。
購入前のコメントやプロフィールの確認を独自に義務付け、それに従わなかった購入者との取引を拒否することも禁止されています。
また、公式ガイド「受取評価/評価の手順」では、評価は実際の取引内容に基づいて行い、取引相手に落ち度がない理由だけで評価しないよう注意を促しています。
したがって、購入者がメルカリの公式ルールに従って正常に取引しているのであれば、出品者独自の決まりを守らなかったことだけを低評価の理由とするのは適切ではありません。
ただし、独自ルールの無視と、それ以外の取引上の問題は分けて判断する必要があります。
例えば、購入前にコメントしなかったこと自体は公式ルール違反ではありませんが、購入後に支払期限を守らなかった場合は別の問題になります。
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/263/
資料・記事タイトル:取引マナー
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月21日)
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1016/
資料・記事タイトル:受取評価/評価の手順
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月21日)
どのような独自ルールを理由に低評価を付けられることがある?
独自ルールに関するトラブルでは、出品者が希望している取引方法と、メルカリが義務付けている行為を区別することが重要です。
代表的なケースを整理すると、次のようになります。
| 独自ルール | 公式ルールとの関係 | 低評価についての判断 |
|---|---|---|
| 購入前コメント必須・即購入禁止 | 購入前のコメントは必須ではなく、最初に購入手続きをした人との取引が原則です。 | コメントなしで購入したことだけを低評価の理由にするのは、公式の評価方針に沿いません。 |
| プロフィール必読 | プロフィールの確認を、取引成立の必須条件として強制することはできません。 | プロフィールを読まなかったという理由だけでは、購入者の取引上の落ち度とは判断できません。 |
| 専用出品・横取り禁止 | 専用出品は公式機能ではなく、最初に購入手続きをした人との取引が原則です。 | 専用商品を購入したことだけを理由に、購入者へ低評価を付けるのは適切ではありません。 |
| 無言購入禁止・挨拶必須 | 挨拶は必須ではありません。ただし、トラブル時などに必要な連絡へ対応しないことは別問題です。 | 挨拶がなかったことと、必要な取引連絡を無視したことは区別して評価する必要があります。 |
| 低評価のある購入者は取引禁止 | 低評価などを理由に独自ルールを設けて取引を拒否することは、公式に禁止されています。 | 過去の評価だけを理由に取引を拒否する行為と、今回の取引内容に基づく評価は別の問題です。 |
重要なのは、独自ルールを守らなかったという事実と、実際の取引で問題を起こしたという事実は同じではないという点です。
一方、商品説明に記載された商品の状態、発送方法、送料負担など、購入条件に関係する情報まで無視してよいわけではありません。
独自ルールに問題があっても、購入者自身の支払い遅延や迷惑行為などが免責されることはありません。
出品者は独自ルールを守らない購入者に低評価を付けてもよい?
出品者が購入者を評価する際も、基本となるのは実際の取引内容です。
メルカリの評価には「良かった」と「残念だった」の2種類があり、出品者も購入者も取引内容に基づいて選択します。
例えば、購入者がコメントなしで商品を購入しても、代金の支払い、商品の受け取り、必要な連絡への対応に問題がなければ、独自ルール違反だけを理由に低評価を付ける合理性はありません。
一方、支払い期限を守らなかったり、トラブルについて必要な連絡に対応しなかったりした場合には、その具体的な行為を踏まえて評価することになります。
公式ガイドでも、「残念だった」を選択する際には、相手が理由を把握できるようコメントを記載するよう案内しています。
したがって、出品者が低評価を付ける場合は、独自の希望に反したかどうかではなく、実際の取引で何が問題だったのかを確認する必要があります。
なお、「独自ルールを守らなければ低評価にする」と予告しておけば、公式の評価方針よりも優先されるわけではありません。
独自ルールを理由に低評価を予告された場合の対処法
まだ取引が完了していない段階で低評価を予告された場合は、評価を巡って争うよりも、公式ルールに従って取引を正常に進めることを優先してください。
独自ルールの記載とやり取りを保存する
商品説明、プロフィール、取引メッセージに独自ルールや低評価の予告が記載されている場合は、内容が分かるようにスクリーンショットなどで保存しておきましょう。
例えば、「プロフィールを読まずに購入したので残念だった評価にします」といったメッセージがあれば、評価の理由を確認するための記録になります。
ただし、その記録があれば評価を削除してもらえるという意味ではありません。
必要な取引連絡だけを冷静に行う
相手が独自ルール違反を理由に取引を拒否しようとしている場合は、次のように伝える方法が考えられます。
メルカリの公式ルールに従って購入手続きを行いました。
通常どおりお取引を継続したいと考えておりますので、発送期限内にご対応いただけますと幸いです。
相手を非難する表現や、低評価を付けないよう強要する文言は避けてください。
独自ルールを理由に発送を拒否されたり、キャンセルを強要されたりした場合は、評価問題とは別に、取引拒否の問題として事務局へ相談できます。
独自ルールを強制した場合の禁止行為や通報手順については、メルカリの独自ルールがペナルティ対象になる条件と通報方法でも詳しく解説しています。
独自ルールを理由に低評価を付けられた場合は削除できる?
実際に「残念だった」という評価を付けられてしまった場合、相手から付けられた低評価を自分の操作で変更・削除することはできません。
また、メルカリ公式ガイドでは、利用者同士の評価が適切かどうかを事務局で判断することはできず、不当な評価について問い合わせても変更・削除できないと案内しています。
そのため、独自ルールを守らなかったという理由が不適切でも、それだけで評価が取り消されるとは限りません。
独自ルール違反を理由にした低評価でも自動削除されない
例えば、出品者から「購入前にコメントしなかったので残念だった」と評価された場合、購入者はその理由に納得できないでしょう。
実際に購入前コメントは公式ルール上の義務ではなく、その理由だけで評価するのは公式の評価方針に沿いません。
しかし、評価の理由が不適切であることと、事務局が評価を削除することは別の問題です。
評価に納得できないという申告だけでは、公式に案内された削除条件を満たすことにはなりません。
評価コメントに個人情報がある場合は事務局へ問い合わせる
通常の評価への不満とは異なり、評価コメントに個人情報が含まれている場合は、メルカリが内容を確認して評価を削除すると案内しています。
氏名、住所、電話番号などの個人情報が評価コメントに掲載された場合は、公式ガイド「評価を変更してほしい・取り消したい」の「お問い合わせはこちら」から相談してください。
また、誹謗中傷や差別的な評価コメントもメルカリの禁止行為に含まれます。
ただし、不適切なコメントとして報告できることと、その低評価が削除されることは同じではありません。
事務局へ連絡する際は、評価への不満だけを伝えるのではなく、問題となっている具体的な記載内容を明確にしてください。
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/283/
資料・記事タイトル:評価を変更してほしい・取り消したい
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月21日)
評価を付けた本人なら低評価を変更できる
メルカリでは、評価を投稿した本人が「残念だった」から「良かった」へ変更できる機能を提供しています。
該当する取引画面で自分が付けた評価を確認し、「評価を変更する」から操作する仕組みです。
ただし、これは評価を付けた本人が利用する機能であり、評価を受けた側が相手の評価を変更するものではありません。
また、メルカリは取引相手に評価の変更を求めたり、強要したりする行為を禁止しています。
低評価に納得できなくても、相手に変更を要求したり、繰り返し催促したりすることは避けてください。
評価の変更ができる条件や操作方法については、メルカリの低評価を削除・変更できる条件と具体的な手順で確認できます。
独自ルールを理由にした低評価は事務局へ通報できる?
独自ルールを強制する行為や、不適切な評価コメントなどについては、メルカリの禁止行為に該当する内容であれば事務局へ報告できます。
ただし、相手の禁止行為を報告する手続きと、自分に付けられた低評価を削除する手続きは別です。
事務局が禁止行為を確認した場合は、警告や利用制限などの措置が取られることがありますが、報告すれば必ず措置が行われるわけではありません。
独自ルールを強制する取引メッセージが送られてきた場合は、公式の通報機能を利用できます。
- 問題のある取引メッセージを開きます。
- 対象メッセージの右下にある旗マークをタップします。
- 報告理由を選択します。
- 必要に応じて詳細を入力し、「事務局に報告する」をタップします。
公式ガイドでは、取引メッセージの通報理由の詳細を入力できるのは、「その他」を選択した場合と案内されています。
実際の低評価について問い合わせる場合は、公式ガイド「評価を変更してほしい・取り消したい」を確認し、記載された対応条件に沿って進めてください。
なお、低評価を付けられたことだけで相手の禁止行為が確定するわけではありません。
報告する場合は、独自ルールの内容、相手が実際に行ったこと、評価コメントの問題点を区別し、確認できる事実だけを伝えましょう。
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/258/
資料・記事タイトル:禁止されている行為
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月21日)
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/830/
資料・記事タイトル:禁止されている出品物・行為を通報する
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年10月21日)
独自ルールによる低評価を避けるにはどうすればよい?
購入者として低評価のトラブルを避けるには、独自ルールに法的・公式な拘束力があるかどうかとは別に、取引相手とのトラブルが起きる可能性を考えることが大切です。
特に「無言購入は低評価」「プロフィールを読まない人は取引禁止」など、独自ルールに従わない購入者へ不利益を与える記載がある場合は、購入前に取引するか慎重に判断する余地があります。
これは、その独自ルールを守る義務があるという意味ではありません。
公式ルールに従っていても、相手が独自の基準で低評価を付ける可能性を完全には排除できないためです。
また、購入後は支払い期限を守り、商品の受け取りや必要な連絡を適切に行いましょう。
商品に問題がある場合は、低評価を避けるために急いで受取評価をするのではなく、評価前に出品者へ確認・相談してください。
メルカリの公式ガイドでも、商品が届いて状態を確認するまでは受取評価を行わないよう案内しています。
結局のところ、独自ルールには従う義務がない場合でも、メルカリの公式ルールと実際の取引上の義務は守るという区別が重要です。
まとめ:独自ルールによる低評価と公式ルールは区別して考える
メルカリでは、コメント必須やプロフィール必読などの独自ルールを守らなかったことだけで、購入者に取引上の落ち度があるとは判断できません。
評価は実際の取引内容に基づいて行うものであり、出品者の個人的な希望に従わなかったという理由だけで低評価を付けるのは、公式の評価方針に沿いません。
ただし、不適切な理由で低評価を付けられても、その理由だけで事務局が評価を削除してくれるわけではありません。
低評価を付けられた場合は、評価への不満と禁止行為の問題を区別し、個人情報の掲載など公式に削除対応が案内されている条件に該当するか確認してください。
今後の取引では、公式ルールを守ることを基本としながら、独自ルールを強く要求する相手と取引する必要があるかも判断することが、トラブルを避ける現実的な対策になります。

コメント