メルカリで盗品を見つけたらどこへ通報?警察相談と証拠保存の手順

メルカリ

メルカリで盗品らしい商品を見つけたときは、出品者へ直接問い詰めるよりも、商品情報を保存したうえでメルカリ事務局へ通報することが先です。

メルカリは盗品や、盗難・拾得・横領など不正な経路で入手した商品の出品を禁止しています。

ただし、単に価格が安い、同じ商品を大量に出品しているといった事情だけでは、盗品と断定できません。

自分が盗まれた商品と一致する場合や、製造番号などから盗品である可能性を具体的に説明できる場合は、画面上の通報だけでなく警察への相談も必要です。

この記事では、メルカリ内での通報方法、証拠として残す情報、警察へ相談するタイミング、すでに購入してしまった場合の対応まで、状況別に整理します。

メルカリで盗品を見つけた場合の通報方法

盗品の可能性がある商品は購入せず、出品ページを保存してから、メルカリの通報機能で事務局へ報告します。

自分の盗難品と思われる場合や、盗品と判断できる具体的な根拠がある場合は、最寄りの警察署にも相談してください。

商品が削除されると、出品画像や説明文、出品者情報を後から確認できなくなることがあります。

そのため、通報ボタンを押す前に、証拠を保存することが重要です。

最初に商品ページと出品者情報を保存する

盗品の疑いがある商品を見つけたら、次の情報をスクリーンショットなどで保存します。

  • 商品ページ全体と商品URL
  • 商品名、販売価格、商品の説明
  • 掲載されているすべての商品画像
  • 出品者のユーザー名、プロフィール、評価
  • 商品IDが確認できる場合は商品ID
  • 出品日時や更新日時が確認できる場合はその日時
  • 商品に付いている傷、刻印、製造番号、シリアル番号
  • 出品者とほかの利用者とのコメント
  • 画面を確認した年月日と時刻

自分の盗難品と思われる場合は、購入時の領収書、保証書、過去に撮影した写真、製造番号が分かる書類も用意します。

警察庁も、フリマサイトなどのトラブルでは、商品URL、画像、取引相手の情報、購入日時、支払い記録、メッセージなどを保存するよう案内しています。

[参照元]
サイト名:警察庁Webサイト
サイトURL:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/countermeasures/auction-fraud.html
資料・記事タイトル:オークション詐欺・フリマサイト詐欺対策
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年7月29日)

メルカリの商品ページから通報する

現在のメルカリ公式ガイドで案内されている商品の通報手順は、次の通りです。

  1. 通報したい商品ページを開きます。
  2. 画面右上にある3点リーダーから「通報」を選びます。
  3. 「この商品を事務局に報告する」を選びます。
  4. 表示された報告理由から、該当する項目を選びます。
  5. 「事務局に報告する」をタップします。
  6. 「商品の報告を受け付けました」と表示されたら完了です。

盗品に完全に一致する選択肢が表示されない場合は、「その他の禁止出品物」など、表示される中で最も近い理由を選びます。

追加説明欄が表示される場合は、「盗品だと思う」という結論だけでなく、そう判断した具体的な理由を記載してください。

[参照元]
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/830/
資料・記事タイトル:禁止されている出品物・行為を通報する
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年7月29日)

画面表示が異なる場合

メルカリの盗品に関する個別ガイドには、「いいね!」「コメント」の右側にあるボタンから報告するという説明も残っています。

アプリの更新状況などにより表示が異なる場合は、商品ページ内の3点リーダーや通報・報告に相当するメニューを確認してください。

被害者は警察への相談後にメルカリへ詳しい情報を伝える

自分の盗難品が出品されている可能性がある場合は、商品ページからの通報だけで解決しようとせず、警察へ相談します。

メルカリの公式ガイドでも、盗難品と判明した場合は、まず最寄りの警察署へ相談するよう案内しています。

すでに盗難届や被害届を出している場合は、担当警察署、相談日、受理番号など、警察から案内された情報を整理しておきます。

そのうえでメルカリ事務局へ問い合わせる場合は、次のように事実を簡潔に記載します。

事務局へ伝える内容の例

商品URL:〇〇

商品ID:〇〇

盗難に遭った日時・場所:〇年〇月〇日、〇〇

警察への相談状況:〇月〇日に〇〇警察署へ相談済み

一致する特徴:製造番号、傷、刻印、付属品など

所有を確認できる資料:購入記録、保証書、過去の写真など

製造番号や特徴が一致している場合でも、商品コメント欄で出品者を犯罪者と断定することは避けてください。

出品者が商品を削除したり、説明文を変更したりする可能性があるほか、判断が誤っていた場合は、無関係な利用者への中傷につながるためです。

[参照元]
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/909/
資料・記事タイトル:盗品など不正な経路で入手した商品(禁止されている出品物)
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年7月29日)

メルカリの盗品通報は立場によって対応が変わる

第三者として怪しい商品を見つけた場合と、自分の盗難品を発見した場合では、必要な対応が異なります。

単なる疑いであればメルカリの通報機能が中心ですが、被害者本人や購入者は、警察や事務局への個別相談が必要になります。

立場・状況最初に行うことその後の対応
第三者が怪しい出品を発見商品ページを保存し、メルカリの通報機能を利用します。盗品と断定せず、価格、説明、製造番号、出品状況など、確認できる事実だけを伝えます。
自分の盗難品を発見出品ページと所有を証明する資料を保存し、最寄りの警察署へ相談します。警察への相談状況と照合できる特徴をメルカリへ伝えます。自分で買い戻したり、出品者へ直接返還を要求したりすることは避けます。
購入後に盗品の疑いが判明取引が完了していなければ受取評価をせず、商品、梱包材、取引画面を保存します。警察とメルカリ事務局へ相談し、案内を受けるまで、処分、転売、改造、独断での返送は控えます。
警察などから盗品と確認された警察の指示に従い、商品と取引資料を保管します。返金、取引キャンセル、商品の引渡しなどを、警察とメルカリの案内に従って進めます。

第三者は安さや大量出品だけで盗品と断定しない

相場より安い商品や、新品を大量に出品しているアカウントは、不自然に見えることがあります。

しかし、処分価格、閉店在庫、家族から譲り受けた商品、正規の仕入れなど、盗品ではない可能性もあります。

第三者が通報する場合は、「盗品を販売している」と断定するのではなく、判断材料となった事実を報告することが大切です。

虚偽の通報や、根拠のない情報を事務局へ申告する行為も、メルカリでは禁止されています。

盗難事件が報道された直後に、同じ種類の商品を出品しているというだけで、出品者を犯人扱いすることも避けなければなりません。

2026年7月には、盗難された梨がメルカリで転売されているとの憶測が広がりましたが、メルカリは確認した範囲では盗品とみられる出品はなかったと説明し、特定の出品者に対する中傷を控えるよう呼びかけました。

[参照元]
サイト名:ITmedia NEWS
サイトURL:https://www.itmedia.co.jp/news/article/2607/27/1260727081/
資料・記事タイトル:メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
公開・更新日時:2026年7月27日

購入後に盗品の疑いが生じたら受取評価を急がない

購入した商品が盗品かもしれないと分かった場合は、取引が完了していなければ、受取評価を行わずに事務局へ相談します。

メルカリの購入者ガイドラインでも、届いた商品に問題が見つかった場合は、受取評価を行わずに対応するよう案内されています。

受取評価をすると取引が完了し、事務局によるキャンセルや返金の手続きが難しくなることがあります。

盗品の可能性がある商品については、通常の商品不備とは異なり、出品者と二者間で安易に返品を決めない方が安全です。

商品が捜査上の証拠になる可能性もあるため、梱包材や送り状も含めて保管し、警察とメルカリの指示を確認してください。

[参照元]
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/2006/
資料・記事タイトル:購入者ガイドライン
公開・更新日時:2025年9月9日改定

警察にはいつ通報する?110番と#9110の使い分け

盗品と思われる出品を見つけただけで緊急性がない場合は、最寄りの警察署または警察相談専用電話の#9110へ相談します。

盗難が現在進行中である、犯人を目撃している、身の危険があるなど、警察官に直ちに現場へ来てもらう必要がある場合は110番です。

最寄りの警察署へ相談するケース

自分の盗難品と一致する商品が出品されている場合は、盗難が発生した地域や居住地域を管轄する警察署へ連絡します。

警察署へ行く前に電話をして、担当部署や持参する資料を確認しておくと手続きが進みやすくなります。

商品URL、スクリーンショット、盗難日時、被害場所、購入記録、製造番号などを持参してください。

メルカリの出品者情報は一般利用者からは確認できないことがありますが、警察は捜査上必要と判断した場合、所定の手続きにより運営会社へ照会できます。

緊急性のない相談は#9110を利用できる

#9110は、生活の安全に関する問題など、110番を利用するほどの緊急性がない相談を受け付ける全国共通の警察相談専用電話です。

携帯電話からも利用でき、原則として発信地を管轄する都道府県警察本部などの相談窓口につながります。

一部のIP電話などから利用できない場合は、各都道府県警察が案内している一般の相談電話番号を利用します。

[参照元]
機関名:警察庁
法令・制度・資料名:ご意見、各種相談・情報提供等
施行日・更新日:記載なし(確認日:2026年7月29日)
URL:https://www.npa.go.jp/goiken_index.html

メルカリで盗品を通報するとどうなる?

通報後はメルカリ事務局が内容を確認し、必要に応じて商品削除、取引キャンセル、出品者の利用制限などを行います。

盗品の出品を確認した場合や、盗難被害者・公共機関から連絡を受けた場合は、利用停止や捜査機関への通報が行われることもあります。

ただし、通報した商品が必ず削除されるわけではありません。

通報は、利用者が違反を確定する手続きではなく、事務局へ確認を求める手続きだからです。

商品削除や出品停止が行われる場合がある

メルカリが違反商品と判断した場合は、商品が削除され、検索結果やタイムラインに表示されなくなります。

違反の疑いがある段階では、一時的な出品停止となる場合もあります。

商品ページが見られなくなっても、盗品ではなかったと確定したとは限らず、反対に、盗品だったと確定したとも限りません。

出品者自身が商品を削除した可能性や、別の規約違反を理由に削除された可能性もあります。

出品者が利用制限を受ける場合がある

重大な違反や、違反行為を繰り返していると判断された場合は、出品者のアカウントが一時的または無期限に利用制限されることがあります。

メルカリは、違反防止のため、出品者へ本人確認を求める場合もあると説明しています。

盗品と確認された場合は、出品者の利用停止だけでなく、捜査機関への通報につながる可能性があります。

[参照元]
サイト名:メルカリ ヘルプセンター
サイトURL:https://help.jp.mercari.com/guide/articles/261/
資料・記事タイトル:禁止されている出品物・行為への対応
公開・更新日時:記載なし(確認日:2026年7月29日)

盗品と知りながら購入することは避ける

メルカリは、盗品の可能性がある商品を見つけた場合は購入しないよう明確に案内しています。

盗品と知りながら譲り受けたり、有償で買い受けたりした場合は、刑法上の盗品等に関する罪が問題になる可能性があります。

また、盗品や遺失物については、元の所有者から返還を求められる可能性もあります。

自分の盗難品を確保する目的であっても、買い戻せば確実に解決するわけではありません。

出品者への代金が支払われ、捜査や返金、所有権を巡る問題が複雑になるため、警察へ相談せずに購入することは避けてください。

[参照元]
機関名:e-Gov法令検索
法令・制度・資料名:刑法
該当条文・項目:第256条・盗品譲受け等
施行日・更新日:現行法令を2026年7月29日に確認
URL:https://laws.e-gov.go.jp/law/140AC0000000045
[参照元]
機関名:e-Gov法令検索
法令・制度・資料名:民法
該当条文・項目:第193条・盗品又は遺失物の回復
施行日・更新日:現行法令を2026年7月29日に確認
URL:https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089

まとめ[Q&A]

Q:メルカリで盗品らしい商品を見つけたら、どこへ通報しますか?

A:商品ページを保存してから、3点リーダーにある通報機能でメルカリ事務局へ報告します。自分の盗難品と思われる場合や、盗品と判断できる具体的な根拠がある場合は、最寄りの警察署にも相談してください。

Q:通報前に何を保存すればよいですか?

A:商品URL、商品画像、説明文、価格、出品者名、プロフィール、商品ID、コメント、確認日時を保存します。被害者本人は、領収書、保証書、製造番号、過去の写真など、所有を証明できる資料も用意してください。

Q:盗品かもしれない商品を購入して確保してもよいですか?

A:メルカリは、盗品の可能性がある商品を購入しないよう案内しています。自分の盗難品を買い戻す場合も、出品者へ代金が渡り、捜査や返金が複雑になるため、先に警察へ相談してください。

Q:通報すれば必ず商品が削除されますか?

A:必ず削除されるわけではありません。メルカリ事務局が内容を確認し、違反と判断した場合に、商品削除、出品停止、取引キャンセル、利用制限などを行います。

Q:出品者へ「盗品ですよね」とコメントしてもよいですか?

A:直接コメントすることは避けた方が安全です。商品を削除される可能性があるほか、盗品ではなかった場合は、無関係な利用者への中傷になるおそれがあります。確認できる事実をメルカリと警察へ伝えてください。

Q:警察への相談は110番ですか?

A:緊急性がない場合は、最寄りの警察署または警察相談専用電話の#9110を利用します。盗難が現在進行中である、犯人を目撃している、身の危険があるなど、直ちに警察官の対応が必要な場合は110番です。

Q:購入後に盗品の疑いが分かった場合はどうしますか?

A:取引が完了していなければ受取評価をせず、商品、梱包材、送り状、取引画面を保管します。警察とメルカリ事務局へ相談し、案内を受けるまで処分、転売、改造、独断での返送は控えてください。

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