メルカリで送料の方が高い人はなぜ?ペナルティの可能性も

メルカリ

こんにちは。Hibikiです。

今回は、メルカリの送料について取り上げます。

数多くの商品が出品されているメルカリですが、中には「販売利益<送料」という出品が存在しています。

普通に考えれば、「販売利益<送料」では出品者が赤字になってしまうはずですが、このような出品者は一体何を考えているのでしょうか?

今回は、送料の方が高い出品者について解説いたします。

メルカリで送料の方が高い人はなぜ?何が目的?

送料の方が高い出品をしているケースにおいて、最初に考えられるのが「荷物の計測を間違えてしまった」という場合です。

例えば、自分で荷物を計測した場合には60サイズだったものの、配達員が計測したら80サイズになってしまった場合です。

この場合、当然ながら80サイズの送料が差し引かれてしまうため、「販売利益<送料」という不可解な事態が発生してしまうというわけです。

もちろん、計測を誤ってしまうことはどのユーザーにも起こり得ることなので、このケースでは出品者に悪意はないでしょう。

しかし、問題なのは故意、つまり、わざと「販売利益<送料」の商品を出品しているケースです。

このケースの出品者は敢えて送料の方が高くなるように販売価格を設定しているのです。

通常ではあり得ないほど安い価格で商品を出品していることから、以下のケースのように出品から数日程度で売れてしまうことがほとんどです。

https://twitter.com/tenmama2020/status/1662368371839750144

では一体、なぜ送料の方が高い出品を行っているのでしょうか?

考えられる合理的な理由としては「メルカリを使って不要品を処分している」ということです。

「販売利益<送料」のケースで最も目にするのは大型家電でしょう。

冷蔵庫やエアコンなどの大型家電を正規の手段で廃棄するためにはリサイクル券が必要となります。

そして、このリサイクル券は有料なのです。

つまり、大型家電を処分するためには有料で引き取ってもらうしか方法がないのです。

例えば、「一般財団法人 家電製品協会」によると、主な家電製品の引き取り料金は以下の通りとなっています。

●冷蔵庫・・・約5,000円
●テレビ・・・約3,000円
●洗濯機・・・約2,500円
●エアコン・・約1,000円

■参考文献:https://www.rkc.aeha.or.jp/recycle_price_compact.html

上記の通り、正規の手順で大型家電を処分しようとすると、自分がお金を払って引き取ってもらうことになるのです。

そのため、こうした処分費用を支払いたくユーザーがメルカリで大型家電を格安で出品し、送料の方が高いという歪な状況が発生しているというわけです。

ここで重要になってくるのが、メルカリで「販売利益<送料」の取引が完了した場合、マイナス分の送料は誰が補填するのかということです。

普通に考えれば、マイナス分の送料は出品者が補填すると考えるのが妥当でしょう。

しかし、メルカリでは「メルカリ便」(※①)を使って商品を発送していれば、なんとマイナス分の送料はメルカリ事務局が補填してくれるのです。

[※①補足]
●らくらくメルカリ便
●ゆうゆうメルカリ便

つまり、出品者は家電の処分費用を支払わないばかりか、赤字にすらなることなく、大型家電を処分することが出来るというわけです。

送料の方が高いとペナルティの可能性あり

送料の方が高いケースには「過失」によるものと「故意」によるものに分けられます。

過失によるマイナス送料は誰にもあり得ることなので、これが原因で直ちにペナルティを受ける可能性は心配しなくていいでしょう。

しかし、故意によるマイナス送料は1発でアウト判定を受ける可能性があります。

というのも、メルカリの公式サイトではマイナス送料について次のように説明されているからです。

※送料が商品価格よりも著しく高い場合には、警告や制限の対象となる場合があります

■「https://help.jp.mercari.com/guide/articles/326/」より引用

上記の通り、販売価格よりも送料が著しく高い場合は悪質と判断されて、その出品者には警告や利用制限のペナルティが科せられる可能性があるのです。

「販売価格よりも送料が著しく高い場合」の明確な定義はありませんが、300円の商品を送料1,000円で発送したとしても、社会常識に照らして直ちに問題視されないでしょう。

しかし、商品の販売価格が300円にも拘わらず、送料が5,000円を超えてくる場合などは明らかに異常であるため、その出品者は悪意を以て販売価格を設定していると判断されてしまうはずです。

ただ、いくらマイナス分の送料が少額だったとしても、これを何度も繰り返すと、これも故意犯と判断されペナルティの対象になる恐れがあるため注意して下さい。

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