こんにちは。Hibikiです。
今回は、メルカリの一部返金について取り上げます。
先日、メルカリを利用していて初めて一部返金の処理を行ったので、その流れやメッセージについて解説いたします。
メルカリの一部返金の流れ|発送前でも可能?
一部返金をするに至った理由としては、商品の発送前に行った検品で状態に不備が発見されたからです。
購入されたのはブランド物のジャケットでしたが、発送前に検品したところ、腕部分に穴が確認されたのです。
これにより、取引メッセージにて購入者に「取引のキャンセル」または「一部返金(半額の取引)」の提案を行いました。
この提案を受けて購入者が半額の取引を希望したため、私の方で一部返金の手続きを申請したというわけです。
一部返金の流れとしては以下の通りとなります。
(1)取引メッセージにて一部返金の同意を得る
・「一部返金の条件および返金額」についても同意を得る
(2)商品を発送する
(3)購入者に商品の状態を確認してもらう
(4)購入者が商品の状態に納得すれば、一部返金の申請を行う
・申請前にも改めて「一部返金の条件および返金額」について同意を得る
(2)にある通り、一部返金を行うためには商品を発送した後になります。
これは購入者が実際に商品の状態を確認しなければならいためで、出品者・購入者の間で見解の相違が発生しないための処置となります。
例えば、「傷みが少々あります」という曖昧な表現では人によって解釈の違いが生じてしまいます。
そのため、実際に購入者に商品の状態を見てもらい、全てに納得した上で一部返金の処理が行われるというわけです。
また、値引きした分の差額は出品者の販売利益から補填されるため、商品が発送されないことには販売利益が立たないのです。
以上のことから、一部返金の申請をするのは商品を発送した後になります。
購入者が商品の状態に納得すれば、ここで初めて一部返金の申請を行うことになります。
一部返金の申請は以下のページから行って下さい。
●https://help.jp.mercari.com/inquiry/800/
ただ、(1)(4)でも記載した通り、一部返金を申請するためには出品者・購入者双方で同意しなければならない点があります。
それが「申請前の確認事項」と「返金額」の2点となります。
申請前の確認事項がこちらです。
●返金処理する取引では、事務局で取引完了処理を代行します。
●取引完了処理の代行に伴い、お客さまによる評価はできません。
●処理完了後、取引メッセージは使用できません。
■「https://help.jp.mercari.com/guide/articles/1520/」より引用
上記の通り、一部返金の申請を行うと、その取引は全てメルカリ事務局が代行して行うことになります。
そのため、返金処理が完了すると、出品者・購入者はお互いに評価をすることは出来ません。
また、取引メッセージも閉鎖されるため、お互いに一切のコンタクトが取れなくなります。
さらに、返金額も取引メッセージ上で明確に記載し、これにお互いが同意する必要があります。
返金額は明確に記載する必要があるため、必ず「返金額:○○円」と記載するようにして下さい。
のちのちにトラブルになることを防ぐためにも、「申請前の確認事項」および「返金額」の同意は(1)と(4)のタイミングで2回確認することをお勧めします。
メッセージの例文
私が一部返金を提案した際に購入者に送ったメッセージを以下に記載しますので、参考になれば幸いです。
先ほど検品をしたところ、説明文には記載されていないダメージ(穴)が確認されました。
当該部分を写真にてご確認ください。
せっかくご購入いただきましたが、不備のある商品をお渡しするわけには参りませんので、出品者都合でお取引をキャンセルさせて頂いてもよろしいでしょうか?
ただ、○○様さえご納得いただけるのであれば、半額(6,000円)にてお取引を継続させて頂きたく存じます。
この度はご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、○○様に「お取引のキャンセル」または「半額でのお取引」をお決め頂きたくご連絡差し上げました。
お忙しいところ恐縮ですが、ご対応のほど宜しくお願い致します。
ポイントとしては、最初に取引のキャンセルを申し出るということです。
これは相手の立場になれば当然のことで、「商品に問題があったから○○円に値引きします」というのは出品者の都合しか考えていない不誠実な提案です。
もし私が購入者の立場であれば、半額に値引きしてもらっても不完全な状態のジャケットなど不要です。
そのため、まずは取引のキャンセルを申し出るというわけです。
ただ、人によっては「値引きしてもらえるのなら購入したい」という方も少なくないので、取引キャンセルの提案後に半額での取引を申し出るといいでしょう。
商品の不備に関しては出品者に100%非があるため、まず考えるべきは購入者のメリット(利益)です。
購入者の立場や気持ちを無視して、いきなり一部返金だけを押し付けると大きな反発を招く恐れがあります。
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